クリニックのペットバードたち

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いい本でした。

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 最近読んだ本です。
翻訳、出版されてから1年になるので読まれた方も多いかと思います。

アイリーン・M・ペパーバーグ博士が天才ヨウム、アレックスが亡くなった後に書いたもので博士の自叙伝でもあります。アレックスがいかに素晴らしい能力をもっていたかは今更言うまでもありませんが、私たちがそれを知り得たのは他でもないペパーバーグ博士の存在があればこそだったということがこの本を読むとよくわかります。博士は最高学府の恵まれた環境で好きな研究に没頭されていたというイメージがあったのですが、実際は研究の場の確保や研究費の捻出に多大な労力を費やしながら、正にアレックスと二人三脚で積み上げた業績であったことを知りました。未開の分野に興味をもち、困難を克服しながらアレックスの能力を明らかにしていく、聡明で実行力と忍耐力を兼ね備えた一人の女性研究者の自伝としてとても興味深く読みました。孤独な子供時代に出会った一羽のセキセイインコとの交流が研究につながっていくこと、また、研究対象としてアレックスとは一定の距離をおくことを自分に課していたという博士が、アレックスを失った時押さえていた感情に押し流される様子が心に残りました。

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