クリニックのペットバードたち

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要旨集を見て思うこと

工藤です!

平成22年度の獣医学術地区学会プログラムが届きました

要旨集を眺めていると、鳥に関連した発表はあまりなかったのですが、
犬の生殖器腫瘍に関する報告が目に留まりました。
悪性腫瘍・・いわゆるガンに関する症例報告です。

セキセイインコは、とにかく生殖器系腫瘍が多いので、
獣医療の進んでいる犬の治療で、
何かヒントになることがあればと思い、早速読んでみました。

この報告は開腹手術を行い、抗ガン剤を投与することによって
術後2週間ほどで食欲の改善がみられたが、
その後3週間ほどで亡くなった、というものでした。

発見時の病態や動物の体力、年齢などによって、
予後は大きく異なると思います。
それでもいろいろな治療法を選択できる犬でさえ、
一時的に改善がみられるものの、
長期のコントロールは困難という結果は残念でした。

鳥は犬に比べ、手術に踏み切るハードルがさらに高い生き物です。
そのような鳥でも思い切って手術をし、
いったんは元気になったとしても、
腫瘍が再発して短期間で亡くなってしまうコはいます。

そんな時、どう捉えたらよいのか、
飼い主様も、獣医師も迷いが生じてしまうのです。

bestな答えはないかもしれませんが、betterな答えを探して、
できるだけ飼い主様の希望に沿った治療が提供できるよう、
獣医師は心がけていきたいと、改めて思いました。


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