クリニックのペットバードたち

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鳥のマイコプラズマに関する論文

工藤です!

今年の日本獣医師会雑誌3月号に載っていた、飼い鳥の病気に関する超重要論文
皆様にご紹介したいなあと思っていたのですが、
本を持ち歩いているうちに、どこに置いたか?分からなくなってしまって・・^^;
ようやく発見しましたので、掲載いたします

マイコプラズマは小型の細菌ですが、ここ数年、飼い鳥の病気としても脚光を浴びています。
以前は、鳥のマイコプラズマと言えば、鶏の呼吸器疾患でしたが、
一般の飼い鳥でも、病気が広く蔓延していることが分かりました。
これもひとえに、検査技術向上のおかげですね!

ちなみに、マイコプラズマ属の細菌には多くの種類があり、
今回検出されたのは、鶏で一般的なマイコプラズマ・ガリセプティカムではありませんでした。

この論文でマイコプラズマについて調べているのは、
鳥の病院の獣医さんと、飼い鳥の臨床検査を行っているCBLの獣医さんです。
このように臨床に近い立場から、病気について解明が進められていくのは
とてもうれしく、ありがたいことですね!


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日本獣医師会雑誌 Vol.62 225-228 (2009)

飼い鳥における呼吸器病の治療ならびにマイコプラズマ検索

平野郷子1) 真田靖幸2)
1)千葉県 グリーン鳥の病院
2)千葉県 小鳥の病院BIRD HOUSE

 飼い鳥5鳥種131羽を対象にマイコプラズマ感染の実態を、マイコプラズマ属特異遺伝子を検出するnested-PCR法を用いて調査した。また、臨床症状を発現しているPCR陽性鳥について、症状の改善および検査の陰転化を指標に治療効果を評価した。マイコプラズマの陽性率は、鳥種別ではオカメインコの68.4%が最も高く、次いでラブバードの64.3%、ブンチョウの63.6%、セキセイインコの52.9%と続いた。年齢別では3カ月齢以下で76.5%の高い陽性率を示した。症状別陽性率では、呼吸器症状を示す個体では67.0%、呼吸器以外の症状を示す個体では33.3%、無症状個体では40.0%であった。治療によって88.7%の高い症状改善率を示したが、陰転率は74.0%であったことから、臨床的には効果的な治療が期待できるものの、いったん感染したマイコプラズマは体内に潜在化してしまう個体が存在することが示唆された。

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