クリニックのペットバードたち

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鳥マラリア原虫に関する論文

工藤です!

先日の論文紹介に引き続き。

今年1月の日本獣医師会雑誌には、
鳥マラリア原虫に関する論文が掲載されましたので、ご紹介いたします!

この論文は病気そのものよりも、マラリアを媒介する蚊の調査に関するものです。
でも「鳥」に関係しているので、ここで取り上げてみました☆

鳥マラリアはいろいろな野鳥や動物園鳥から感染が報告されています。
病原性は、鳥マラリア原虫の種類と鳥種との組み合わせにより、様々です。
この論文では、普通のお家で飼われている飼い鳥に関して意見はされていませんが、蚊が媒介する病気なので、日本の固有鳥種に対する影響が危惧されていました。


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日本獣医師会雑誌 62 73-79 (2009)

神奈川県内の大学農場における蚊の分布および鳥マラリアの原虫保有状況

城谷歩惟1)柴田明弘1)江尻寛子1) 佐藤雪太1) 畠山吉則1) 岩野秀俊1) 津田良夫2) 村田浩一1) 湯川眞喜1)

1)日本大学生物資源科学部
2)国立感染研究所昆虫医科学部

 日本各地の野鳥および飼育下鳥類から感染が報告されている鳥マラリア原虫は、Culex属や Aedes属の蚊によって媒介されるが、国内においてベクターとなる蚊の種類や原虫保有状況は十分に調べられていない。そこで、2006年4月から1年間、日本大学農場施設(神奈川県藤沢市)において蚊を捕獲して原虫遺伝子の検出を試み、鳥マラリア原虫保有状況を調査した。5属6種811個体の蚊が捕獲され、アカイエカ群とヒトスジシマカが大半を占めていた。DNA抽出した276サンプル中6サンプルから鳥マラリア原虫遺伝子に近縁な配列が増幅された(最小感染率:0.7%)増幅がみられた蚊はすべてアカイエカ群であった。以上から、調査地に分布する蚊が鳥マラリア感染におけるベクターである可能性が示唆された。


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