
工藤です!
本日も、抗酸菌症に関するお話です

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もし、鳥で抗酸菌症の生前診断がついたらどうなるか?
積極的に治療する以外にも、成書では安楽死が検討されています。
理由は、鳥においてこれまで一般的と考えられていた抗酸菌、Mycobacterium avium-intracellulare complex (MAC)が人でも病原菌となりうること、MACは薬が効きにくく、治療は成功しない可能性があり、しかも長期間に及ぶことなどが挙げられます。
加えて、鳥抗酸菌症の多くを占める、後から発見された弱毒タイプの抗酸菌、M. genavenseに関しては、ほとんど情報がありません。
でももし、目の前に病気にかかった鳥がいたら?
家族の一員として、これまで一緒に過ごしてきた鳥だったら?
やはり、やるだけのことはやってみよう!と思うのではないでしょうか。
難しい病気ではありますが、最近は治療に関する報告も、散見されるようになりました。
次回は治療に関するお話をしたいと思います。

