クリニックのペットバードたち

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抗酸菌3.

工藤です!
本日も、抗酸菌症の続きです

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鳥の抗酸菌症の症状と診断

鳥の抗酸菌症のおもな症状は、突然死、緩慢な体重減少、元気消失、下痢、被羽粗剛、腹部膨満、呼吸困難、跛行、皮膚の結節性病変などです。そして発症してもこれら全ての症状が出るわけではなく、また、いずれの症状もこの病気に限った特徴的なものではありません。

なぜか日本では鳥抗酸菌症の症例数が少なくて、また、病気自体に特徴的な症状もないことから、生きているうちに診断できる例は、どうしても限られてしまいます。
最近では、9歳のセキセイインコで症状があらわれ、遺伝子検査にて生前診断がついたということを、2008年の鳥類臨床研究会会報にて加藤律子先生が報告しています。専門誌で症例が報告されるくらいですから、まだまだ一般的ではないということですね。

現在のところ、最も確実で手軽?な診断方法は遺伝子検査です(5月14日記事参照)。

本当は、病気が疑われたら検査してみるのが一番です。でも検査には、それなりに時間とお金がかかるため、飼い主様の同意が得られないケースも多いです。獣医師としてはお勧めしたいと思っても、まだまだハードルは高いですね。

逆に元気な鳥で、健康診断のスクリーニング検査にて遺伝子検査を行ったところ、抗酸菌が見つかるケースもあります。この場合解釈が難しく、時に誤解が生じることから Companion Bird Laboratoriesでの検査法が改善されたわけです。


もし、生前診断がついたらどうなるか?
次回はこれについてお話したいと思います。

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