
工藤です!
これから何回かに分けて、抗酸菌についてお話していきたいと思います。「こんな病気もあるんだ!」ということで、頭の片隅にでも置いていただければ幸いです^^。
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抗酸菌1.
細菌の仲間で、マイコバクテリウム属の菌種を抗酸菌といいます。
この中で、動物に対して主な病原菌種として知られているのは、ヒト結核菌、ウシ結核菌、トリ結核菌、パラ結核菌、イントラセルラーレです。それぞれの菌に対して、主な宿主(感染する動物)が決まっています。
「結核!」と聞くと、大変驚くと思いますが、抗酸菌の仲間にはそういうのもある、というだけで、全てが結核の如く悪さをするわけではありません。
飼い鳥の抗酸菌としては、トリ結核菌が有名です。以前から海外では多発していましたが、なぜか?日本ではほとんど発生がありませんでした。しかし近年、日本でも遺伝子検査が行われるようになったこと、死因究明のため病理検査が行われるようになったことなどから、鳥結核菌や仲間であるその他の抗酸菌の感染報告が増えてきました。鳥類臨床研究会でも、5年ほど前から毎年のように新たな症例報告が発表されており、その注目度の高さがうかがわれます。
これから何回かに分けて、抗酸菌についてお話していきたいと思います。「こんな病気もあるんだ!」ということで、頭の片隅にでも置いていただければ幸いです^^。
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抗酸菌1.
細菌の仲間で、マイコバクテリウム属の菌種を抗酸菌といいます。
この中で、動物に対して主な病原菌種として知られているのは、ヒト結核菌、ウシ結核菌、トリ結核菌、パラ結核菌、イントラセルラーレです。それぞれの菌に対して、主な宿主(感染する動物)が決まっています。
「結核!」と聞くと、大変驚くと思いますが、抗酸菌の仲間にはそういうのもある、というだけで、全てが結核の如く悪さをするわけではありません。
飼い鳥の抗酸菌としては、トリ結核菌が有名です。以前から海外では多発していましたが、なぜか?日本ではほとんど発生がありませんでした。しかし近年、日本でも遺伝子検査が行われるようになったこと、死因究明のため病理検査が行われるようになったことなどから、鳥結核菌や仲間であるその他の抗酸菌の感染報告が増えてきました。鳥類臨床研究会でも、5年ほど前から毎年のように新たな症例報告が発表されており、その注目度の高さがうかがわれます。

