クリニックのペットバードたち

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

おなかを壊したモモイロインコ・3

工藤です!
2年前の冬、細菌性腸炎を起こした、モモイロインコのコウメちゃんのお話の続きです。


検便の結果があまりにも悪かったので、早速、細菌種の同定薬剤感受性試験を行うため、糞を外部の検査機関へ提出し、細菌培養をしてもらうことになりました。

つづいてはお薬の処方です。
幸い飲水量は増えているので、飲み水の中に薬を溶かして与えることになりました。薬の種類は抗菌剤、総合ビタミン剤、粘膜保護剤、整腸剤

このとき一番悩むのは、抗菌剤の選択です。抗菌剤にはたくさんの種類がありますが、同じように細菌も種類が多く、抗菌剤の種類と細菌の感受性(薬の効き目)がうまく合わなければ、たとえ薬を投与していても効果は期待できません。
抗菌剤選択の基本は、考えられる原因菌の割合と、それに対する抗菌剤の薬効の割合を掛け算で考えて、最も効果が期待される組み合わせで、投薬するというものです。

一般的な鳥さんで、今回のような運動性細菌が見られたとき、原因菌として一番多いのは、腸内細菌科の菌です。本当は菌の種類が同定されてから、薬を投薬すれば間違いないのですが、それでは培養検査が終わるまで、ガマンして待っていなければなりません。とてもそんなことはできないので、獣医師が選択して投与することになるのです。
ここが腕の見せどころ?!

e 012おなかが痛かったの」


1週間分のお薬を処方してもらい、コウメちゃんは無事診察を終了し、闘病生活に入りました。


つづく

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。