クリニックのペットバードたち

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オカメパニック3

こんばんは、野口です。

さて、アワレ風切羽を抜かれてしまうことになったそよそよちゃんですが、本人は至って落ち着いています。
どちらかというと、いつもと違う時間にケージから出してもらい、あちこちナデナデされて嬉しそうな様子。
自分のうちのコがケガをしているのに呑気にナデナデしている場合か?!とお思いかもしれませんが、出血さえ止まっていれば、なでなでしている場合なのです。

自分の家で大きな処置をする時は、まず、鳥さんに落ち着いてもらうことが重要です。鳥さんに暴れられてしまっては、処置に危険が伴いますから。
そして、鳥さんに落ち着いてもらうには、まず自分が落ち着かなければなりません。
出血で驚いてしまっていても、深呼吸をして、何か楽しい事を一個考えてみて下さい。
例えば「無事に出血している羽根が抜けたら、鳥さんには頑張ったご褒美におやつをあげて、自分は温かいミルクティーを飲もうかな」とか。

鳥さんで安全とされる出血量は、大体体重の1% 危険と言わなければならない出血量は、大体体重の3%と考えて良いでしょう。
体重30gのセキセイインコなら、0、3mLの出血量は「まだまだ大丈夫」です。
では、0、3mLが一体どのくらいの量かというと、これは病院で点眼ビンのお薬を処方された事のある方にしか分からないいかもしれませんが、あのビンの6滴が0、3mLにあたります。
思っていたより多くありませんか?
その3倍量0、9mLが危険ライン。
体重90gのオカメインコでは、0、9mLは「大丈夫」2、7mLが「危険」ラインです。
もちろん、そのコの体格や健康状態によっても左右されることですから、絶対大丈夫とは言えないのですが、数字が分かるとちょっと安心できるでしょ?

さて、夜中の3時にも関わらずゴキゲンのそよそよちゃん。かわいそうですが、羽根を抜かなければなりません。再びタオルで包みます。
包む前に何をどうするかをシミュレーション。そして、必要な道具類も手元に出して置いてください。
羽根をうまく指でつかめなかったら、病院ならピンセットやカンシがありますが、家では料理用の刺抜きや眉毛のお手入れ用のピンセットが役に立つかもしれません。
再び出血があった場合の圧迫用には、化粧用コットンやティッシュがいいでしょう。
羽根を抜いた後で出血が全然止まらないというのは、きれいに羽根が抜けていない証拠。そんな時は圧迫止血で止まるまで押さえ続けるしかないのです。

では、イメージトレーニング。
① ひっくり返して体を腿の間で固定し、右翼を左手で頭側から持つ。
② キズのある風切を見えやすくするため、右手で邪魔な風切羽を分け、それを左手をつかって押さえる。
③ 右手でキズのある風切羽のできるだけ根元をもち、生えている方向に平行に引っぱり、羽根を抜く。
④ 念のため、抜いた後の皮膚をティッシュで圧迫する。

こんな感じでしょうか。
風切羽を抜くなら、大体こんな動作でできるはずですが、慣れていないと結構難しいのは確かです。
1人で無理なら、2人でやってくださいね。
うまく抜けたら、鳥さんにはおやつを、自分にはミルクティーを淹れておしまいです。
あ、その前に、頑張った鳥さんをいっぱい誉めてあげてくださいね。

そよそよ4
これが、全体の出血量と、左が出血した筆羽、右が脱落してそよそよを驚かせた古い風切羽です。
下の茶色いのは、保定につかったタオルです。

そよそよ4-2
これが出血した筆羽アップ。こんなトコからこんなにいっぱい出血するんですね。

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