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クリニックのペットバードたち

足の問題


 セキセイインコ・ウイング種、グリちゃんの嘴と爪が、だいぶ伸びてまいりました。以前から肝臓の悪いグリちゃんは、嘴と爪の変形もあるため、とても伸びやすくなっているのです。

 今回の爪と嘴のお手入れは少し間を開けていましたが、もう限界です。先日ついに、セキセイシスターズ(4羽のセキセイ♀)の主治医・吉田獣医師が、トリミングをしてくれました。ついでに一般状態も診てもらったのですが、爪の変形から体重分散が出来ないため、足裏の趾瘤症(しりゅうしょう)*が、大分進んでいることが分かりました。

 これまではカゴに附属で付いてくる、普通の止まり木にヴェトラップという自着性包帯を巻き、足のクッションにしていたのですが、これでももう、足裏の負担解消には、たりなくなってきたようです。

 そこでさらに足の負担を解消すべく、手作りの止まり木を使用することになりました。上が平らな木材にベトラップを巻いたものです。これなら今までとは足裏の当たる部分が変わるはずです。本当は、天然木で初めから様々な太さのある止まり木が、足には一番良いのですが、今のグリちゃんの状態では体重の支えやすさも考慮して、平らな木材を使うことにしました。


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 こんな感じです↑↑↑
 お友達のウルちゃんも、一緒に利用しています

 意外と嫌がらず、すんなり利用してくれました。これで少しでも趾瘤症が改善してくれると良いですね。


*趾瘤症(しりゅうしょう):足底皮膚炎。足裏の圧迫による循環障害や細菌感染などによって起こる、足の裏の皮膚炎。赤みと腫れ、足裏の扁平化などが見られます。治りにくく、長期化しやすい病気です。

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