クリニックのペットバードたち

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

ミドリちゃん、闘病中! 番外編

 推定年齢9歳以上・セキセイインコのミドリちゃん、闘病生活(12/26)の番外編です。


 セキセイインコのミドリちゃんが元気になってきた理由のひとつに、「良く食べた」ということが挙げられます。たくさん食べて体重が増えれば、まずは一安心。鳥の場合、体重は全身状態を把握するための、最高のモノサシです。
 しかしミドリちゃんのケースでは、食べたといっても、そのほとんどがオーツ麦。たぶん、摂取エネルギーの9割5分くらいを、オーツ麦からとっていたと思います ^^;。


mm011.jpg
 見てください、オーツ麦の殻がうず高く積まれています!!


 よく診察の時「単一のものだけでは、栄養が足りないですよね?」と質問を受けるのですが、確かに一種類の種子ばかりを食べていては、栄養は偏ってしまいます。でも、食欲のない病気のコに限っていえば、「何も食べないよりは、何でも食べたほうが良い」と私は考えます。極端な話、ヒマワリだけでも、パンだけでも、食べないよりは食べたほうがずっとマシです。

 小型の鳥の場合、数日食べなければすぐに血糖値が下がって、あっという間に動けなくなってしまいます。だから、飢えて死んでしまうくらいなら、好きなものだけでも食べてもらい、体力を温存して欲しいのです。好きなものをわずかにでも口にしていれば、生きている限り、回復するチャンスが残ります。

 もちろん、健康なコにパンなどをあげるのは論外です(消化管内真菌症になりやすい)。長期にわたって人間の食べ物を口にしていると、お腹を壊したり、肝臓が悪くなったりする可能性もあります。
 
 でも、食べ物のせいで違う病気になってしまうには、それ相応に時間がかかります。なので、食欲のない鳥の場合には、緊急処置として好きなものだけを与えても、あまり神経質にならなくても良いのではないでしょうか。元気になったらすぐに元の餌に戻すなり、対応用の薬を使う(例えば抗カビ剤や総合ビタミン剤)なりして、乗り切ることもできるのです。

 ミドリちゃんは、山盛りオーツ麦をあげてから、見る見る体重が増えました。また、痩せてフラフラになったオカメちゃんが、幼児用かっぱえびせんで一ヶ月過ごした例もあります。ミカンだけ、とうもろこしだけで生き延びたセキセイちゃん達もいます・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そんなわけで、私個人の意見としては、「単一のものでもOK!まずは今の病気に打ち勝って、食欲と体重を戻しましょう!元気になったら、また元のバランス良い餌に戻してあげてくださいね。」と、いつもお話しています。

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。