
ふるふるが死んでしまいました。
3/19のことです。
外出先から帰宅すると、ケージの床に横たわっていたのでした。
実は、しばらく前からふるふるは具合が悪かったのです。
ことの起こりは1月中旬のある夜でした。
ケージの中で景気よく羽ばたいていたふるふるが突然咳き込み出したのです。
羽根も抜けていたし、羽鞘か埃でも吸い込んでしまったのかな?と、思いつつも、その咳き込みようとその後のふらつき具合からただ事ではないと思い、翌日に病院に連れて行くことにしました。
翌日の診察結果では軽度の呼吸器雑音と運動による咳き込みが認められました。
咳き込んだ際にはチアノーゼが見られましたが、その他は特に異常なし。
どうも明らかな呼吸器の感染症らしき症状は認められませんが、下部呼吸器感染症の初期に明らかな症状が認められないのは良くあることです。
なにはともあれ、まずはネブライザーです。
呼吸器感染症で、特に肺や気嚢など下部呼吸器疾患が疑われる場合には、「もう少し様子を見て・・・」と言っている時間の余裕はない事が多いのです。
時間が経てば経つほど状態は悪化し、回復する可能性は低下します。
疑いがあればネブライザー!ネブライザー治療も完全に安全なものではないので、その時のふるふるの状態では、「もしかしたら治療中に死んでしまうかも・・・」とも考えましたが、何もしないで死なせてしまうよりよっぽどマシ!と私は考える方なので。
インコでは頻発するとはいえないものの、アスペルギルス症対策として、抗真菌剤の注射投与も5日間行いました。
結局14日間ネブライザーを行いまして、咳は止まらないものの入院時よりずっといい、という状態で退院。
その後は自宅で常時30℃の保温を行いつつ、内服薬を飲んでいたのです。
死亡する日の朝も、特に変わった様子はなく、まさかその日に死んでしまうとは!という体調でしたので、さすがにショックでしたよ。
しかし、獣医師の飼育していた鳥なので、翌日には病理解剖です。
解剖では、喉のあたりにぶよぶよした半透明のものが充満していました。これと体のほかの部分の状態から、死因は喉のあたりのぶよぶよに血液の流れが邪魔されて血行が悪くなったせいでのショックなのではないかと思われました。
ぶよぶよを病理組織検査に出してみると、結果は「腺癌」というものでした。
腺癌!
生前には分からない筈です。
改めて解剖の大切さを知りました。
さて、これをブログに書けたら、ふるふるの使っていたケージを片付けてあげようと思っていたのですよ。
読んでいただいてありがとうございました。
3/19のことです。
外出先から帰宅すると、ケージの床に横たわっていたのでした。
実は、しばらく前からふるふるは具合が悪かったのです。
ことの起こりは1月中旬のある夜でした。
ケージの中で景気よく羽ばたいていたふるふるが突然咳き込み出したのです。
羽根も抜けていたし、羽鞘か埃でも吸い込んでしまったのかな?と、思いつつも、その咳き込みようとその後のふらつき具合からただ事ではないと思い、翌日に病院に連れて行くことにしました。
翌日の診察結果では軽度の呼吸器雑音と運動による咳き込みが認められました。
咳き込んだ際にはチアノーゼが見られましたが、その他は特に異常なし。
どうも明らかな呼吸器の感染症らしき症状は認められませんが、下部呼吸器感染症の初期に明らかな症状が認められないのは良くあることです。
なにはともあれ、まずはネブライザーです。
呼吸器感染症で、特に肺や気嚢など下部呼吸器疾患が疑われる場合には、「もう少し様子を見て・・・」と言っている時間の余裕はない事が多いのです。
時間が経てば経つほど状態は悪化し、回復する可能性は低下します。
疑いがあればネブライザー!ネブライザー治療も完全に安全なものではないので、その時のふるふるの状態では、「もしかしたら治療中に死んでしまうかも・・・」とも考えましたが、何もしないで死なせてしまうよりよっぽどマシ!と私は考える方なので。
インコでは頻発するとはいえないものの、アスペルギルス症対策として、抗真菌剤の注射投与も5日間行いました。
結局14日間ネブライザーを行いまして、咳は止まらないものの入院時よりずっといい、という状態で退院。
その後は自宅で常時30℃の保温を行いつつ、内服薬を飲んでいたのです。
死亡する日の朝も、特に変わった様子はなく、まさかその日に死んでしまうとは!という体調でしたので、さすがにショックでしたよ。
しかし、獣医師の飼育していた鳥なので、翌日には病理解剖です。
解剖では、喉のあたりにぶよぶよした半透明のものが充満していました。これと体のほかの部分の状態から、死因は喉のあたりのぶよぶよに血液の流れが邪魔されて血行が悪くなったせいでのショックなのではないかと思われました。
ぶよぶよを病理組織検査に出してみると、結果は「腺癌」というものでした。
腺癌!
生前には分からない筈です。
改めて解剖の大切さを知りました。
さて、これをブログに書けたら、ふるふるの使っていたケージを片付けてあげようと思っていたのですよ。
読んでいただいてありがとうございました。
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